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福田逸の備忘録――残日録縹渺

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2021年 01月 25日

忙中閑あり、自粛中難あり・・・

 緊急事態宣言は延長されるのだろうか。この数日の、僅かながらの感染者数微減傾向からすると2月の7日で取りあえず、終了か・・・? 

 もっとも、私は、未だにこの感染症、少なくとも我が国においては「怖れるに足らず派」である。後遺症や、急激な重症化と死亡に関しては、やや引っ掛かるものはあるが、今なお、指定感染症第2類を第5類(インフルエンザ並み)に格下げすれば済む話だと思っている。

 それはさておき――というか、以上、ちょっと格好をつけて書いてみただけで、あとは腰砕けのような、情けない話――

 月半ばに、高校時代からの友人二人と、緊急事態宣言を無謀にも「敢然」と無視、ガラガラの新幹線で、ガーラ湯沢ではなく越後湯沢駅下車、舞子スキー場に行ってきた。三泊四日、スキーを堪能?……してきた。ま、雪中自粛を決め込んだと思召せ!

15年のブランクにも拘らず、昨年取り戻したスキーの勘は、幸いなことに一年では消えず、大いに楽しんだのも事実である。

越後の雪は湿雪で重いのが難だが、それを言うなら志賀や菅平、或いは北海道など雪質の良いところに行けばいいだけの話。ケチを付ける暇があったら、その雪に慣れろというところ。少し踏ん張って脚を押し出す力を強めればいい――事実、二日目には雪の重さはほとんど気にならなくなっていた。

昨年、久しぶりにスキーを復活し、今年の課題は今流のカーヴィングスキーの板に慣れること。実は、高い金を払って個人レッスンまで受けた。 そもそも昔流の板や滑りのクセの上に、子供の頃に病気をやった右股関節のため、歩く時どうしてもビッコを曳き、それが滑る時にも災いする……。それをレッスンで矯正したかった。

効果はテキメン……と言いたいところだが、そうは問屋が卸さない。なんとか、それらしい滑りにはなってきたが、上級者から見れば、未だ道半ばだろう。

それはさておき、三泊四日のうち三日目は吹雪かれてゴンドラも止まり、一日宿で沈澱、読書をしたり友人とだべったり、テレビで相撲を見たり。

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まさに雪中にて自粛ということに相成った。

そして、最終日、二度目のレッスンを受けている時のこと。急斜面で自分としては納得の滑りをしていると悦に入っていた、その瞬間、背後からスノーボーダーに激突された。かなりの衝撃だったが、立つことも滑ることも出来るので、無言で固まっているスノーボードの若者には「お互い、気を付けようね!」と嫌味の一言を掛けて、解放してやった。

それでもレッスンを取りあえずは続け、6キロの長いコースを降りて午前を終え、午後も友人と再びゴンドラで山の上に登り、中級者コースで復習――しかし、体重をかけて踏ん張ると、ぶつけられた右脚側部が少し痛むので、早めに切り上げ、ゴンドラ頂上駅のカフェで動画や静止画を写したり、ノンビリ過ごして、そのままゴンドラで下山。



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さて、その日の夕方の新幹線で帰宅。筋を伸ばし過ぎたか捻挫みたいなものとタカを括って、なんとなくビッコを曳いて帰ったはいいものの、翌日になっても痛みが引かない。これは「変だわ」と思って、夕刻、整形外科へ――何のことは無い、右脚腓骨の内側に小さなヒビというか、いわば剥離骨折に近いものだった。

医者に「ヒビですよねぇ」と問うたら、医者冷たく返していわく「ヒビも骨折です」、「はぁ」。

といっても、手当てするほどのものでもなく、「サポーターでもしておきますか、ま、一か月でしょう」との御託宣で貼り薬と痛み止めを貰って帰宅。あとは自宅で「静養」しかないとのこと。

――というわけで、日本中が自粛中に雪中自粛と洒落たつもりが、やはりバチは当たるもの、今や、本当に自宅にて自粛中――謹慎蟄居中……では、洒落にもならんか。

そのくせ、二月の末には、いい雪を求めて標高2200㍍にある某スキー場に行くつもりでいるが、医者が許すかどうか……。ま、行ってしまえばこっちのもの、病院から逃げ出した陽性者じゃあるまいし懲役だ罰金だとはなるまい。最悪、再び骨折というところだろう……。しかし、入院でもした日にゃ、一種の懲役か……。



by dokudankoji | 2021-01-25 18:25 | 山行


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