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福田逸の備忘録――残日録縹渺

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2025年 03月 31日

ヘミングウェイ作・福田恆存訳『老人と海』、改めて刊行

 半世紀に亙って新潮文庫に収められていた福田訳『老人と海』、事情があって五年ほど前から新潮版の訳者が変わり、福田訳はいわば絶版。
 が、捨てる神あれば、拾う神あり――とはよく言ったもので、この度中公文庫から装いも新たに刊行されます。初版以来の累計500万部の読者を持つ福田恆存訳、5月には店頭に並ぶ予定です、乞う御期待!


# by dokudankoji | 2025-03-31 14:30 | 言葉、言葉、言葉、
2024年 09月 30日

前宣伝~出版、人生最後の仕事?

 まったく更新しないブログを訪れる人もいなかろうし、今どきブログでもなかろうが・・・11月に本を出す。文藝春秋社より。「福田恆存の手紙」、というなにやら意味ありげ(?)なタイトル。(その仕事で、殆どブログのことは忘れていた。)
 確か発売は11日だったと思う。乞御期待!


# by dokudankoji | 2024-09-30 22:23 | 言葉、言葉、言葉、
2023年 03月 25日

お詫び……

 まったく更新しないブログ……只々、申しわけなく恥ずかしい。
 実は、今人生最後の仕事と思って進めてゐる仕事がある。
 父・福田恆存の書簡を集めて刊行しようと思う。その仕事に忙殺されている。
 で、まだ、しばらくブログには戻れそうもない。楽しみにしていた方がいらっしゃるとしたら、お許しいただきたい。ひたすら、平謝りである。
 また、その仕事が終っても、その後、この年齢の(昭和23年生)私に、どれだけの余力と命が残っているか。弱気ではないが、口では「100歳まで生きるゾ」と豪語しているが、平均寿命では後10年も生きることはない。まぁ、家系を見ると90歳は越すつもりでいるが……90超えたブロガーも、面白いか。
 取りあえず、皆さん、お元気で!


# by dokudankoji | 2023-03-25 01:30 | 落書帳
2022年 07月 04日

原発、稼働すべし……

 下記のような当たり前の常識が通らず、電力逼迫を従順にジッと耐えている日本人。コロナに例外なくマスクをして、ジッと我慢するのがいつの間にやら違和感のない習慣と化してしまう子羊のような日本人。アメリカの占領政策が、80年近く掛けて成果を挙げたということか、呵々。


国家基本問題研究所 『今週の発言』~【第939回】             令和4年7月4日

「過度の再エネ優先が招いた電力逼迫」

                          国基研理事・北海道大学名誉教授 奈良林直

 6 月下旬の 35 度を超える酷暑の中で、東京電力管内に電力需給逼迫ひっぱく注意報が連日発令された。寒波が到来した 3 月に一段上の「警報」が出されたのに続く事態だ。電力が不足する根本的な原因は、静岡県の浜岡原子力発電所から北の多数の原発が再稼働していないことにある。つまり、原発への依存度をできる限り減らし、不安定な太陽光などの再生可能エネルギー(変動再エネ)を優先する方針、さらには電力自由化といったわが国のエネルギー政策が全て裏目に出ているのだ。

●依然大きな火力発電比率
 太陽がカンカン照りで太陽光発電の出力が上がっているのに電力需給がひっ迫するのはなぜか。太陽光発電は午前 9 時から午後 3 時ごろまでは元気だが、そのあと急激に出力が下がるため、蒸し暑くて冷房需要が高い夕方の時間帯に電力不足になるからだ。  
 再エネが増えると火力発電所の設備利用率が下がって採算が悪化するので、電力自由化により合理化を迫られた各電力会社は老朽化した火力発電所を大量に廃止した。全国で 1600万キロワット分が廃止された。しかし、太陽光や風力発電は出力の変動が大きいので、主として火力発電所を使って補う必要があり、我が国の火力発電の電力シェアは依然として 74%もある。そのため、二酸化炭素(CO2)の排出量はほとんど減らない。
 ドイツは再エネ導入の旗手のように振る舞っていたが、メルケル前首相はロシアとドイツを直接つなぐ天然ガスのパイプラインを建設し、石炭火力発電所を減らして天然ガス火力発電所を増やしただけだ。再エネ比率を 46%まで増加させても CO2 削減は無理だった。
 ロシアのウクライナ侵攻により天然ガスや石油の高騰が起き、火力発電所の比率が高いドイツや我が国では電気代も高騰する。電気代の上昇は工場で生産される食品の値上げに波及し、生活弱者を直撃している。

●原子力優先政策への転換が必要
 我が国は電力需給逼迫が珍しくない国となった。今年の夏も来年の冬も状況は厳しいとされる。岸田文雄首相は直ちにわが国のエネルギー政策を見直し、安全性を高めた原発の活用による低廉で安定的な電力供給を通じ我が国の経済と産業を成長軌道に乗せることが必要である。  
 政府が用意した脱炭素のための投資資金 150 兆円は、CO2 削減効果の低い変動再エネに重点的に振り向けるのではなく、安定した電力供給ができる原発を活用することが重要だ。安全性の高い小型モジュール炉(SMR)や最新型炉の開発と建設を急ぐべきである。50 兆円あれば 1 基 5000 億円の原発を 100 基建設できる。残りの 100 兆円を、水素発電のための水素や、CO2 を使った合成燃料を製造する設備投資に回すのがよい。  150 兆円をこのように使えば、2050 年までのカーボンニュートラルは達成できる。CO2の排出量が少ないフランスが原発回帰の代表で、マクロン大統領は大型の欧州加圧水型炉(EPR)を最大 14 基建設すると宣言し、英国も追従している。さらに欧州や東南アジアの多くの国で原発導入の動きが出ているのだ。 (了)


# by dokudankoji | 2022-07-04 22:46 | 時事
2021年 06月 20日

現代演劇協会デジタルアーカイヴ

 およそ一年余り掛っただろうか。かつて50年にわたって活躍し、消えて行った(私が消した?)財団法人現代演劇協会と傘下の劇団雲・欅・昴、およびその後の協会の事業(公演・海外交流・講演等々)の詳細を多くの舞台写真を添えてデジタル化した。(私に舞台というもの〈そして、その楽しさ〉を教えてくれたのは、この三劇団のうちでは、なんと言っても劇団欅であることも言い添えておく)
 このホームページを作製し終わって改めて感じたのは、デジタルの強みである。出来る限り多くの画像をアップし舞台の雰囲気を伝えようと試みている。役者の活き活きとした表情もお楽しみいただけるだろう。
 膨大な量になるが、時間のある時に、現代演劇協会デジタルアーカイヴ、ご覧下さい。
 末筆ながら、ホームページ製作のほとんどを担ってくれたT・S氏に深甚なら謝意を表したい。
 (ミスを発見した方、ご一報ください。少人数での作業のため、見落としがまだまだあるようです。)


# by dokudankoji | 2021-06-20 22:14 | 芸術