福田 逸の備忘録―独断と偏見

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2011年 03月 31日

防災服だか作業服だか

 首相以下閣僚たちの作業服姿、既に批判してゐる方たちも大勢ゐるやうだが、尻馬に乗つて一言。閣僚にとどまらず、民主党の全議員から秘書まで濃紺の作業服を御揃ひで着るらしい。だつたら、被災地に出掛けて瓦礫の片付けでもしたらいい。

 あの作業服姿、メディアを通して海外に伝はる。どういふメッセージとして伝はるのだらうか。我が国が混乱してゐるといつたイメージだけを必要以上に伝へてしまはないだらうか。

 被災地に足を踏み入れるなら別だが、永田町や霞が関を(しかも多分公用車で)うろうろするのに、あるいは議員会館と議事堂の地下通路を行き来するのにあの服が必要か? あの連中、原発で決死の作業をしてゐる現場や被災者のことを本当に慮つてゐるとは到底思はれぬ。 

 揃ひの作業服を作る金があるなら、義捐金にしたらいかがか。
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by dokudankoji | 2011-03-31 17:26 | 雑感
2011年 03月 30日

政府とメディアが生み出す風評被害

 青山繁春が吠えてゐる。このユーチューブを見て、少しは冷静になるべきではないか。福島第一原発で起こり得る最悪の事態とはどういふ状況か、さういへば政府も原子力保安院も東電も原子力安全委員会もそのことについては一言の説明もしてゐない。青山繁春が「嘘」をついてゐるといふなら、仕方がないが。

 既に国外や沖縄や関西方面に、ああだかうだと理屈をつけて逃げ出した知人も複数ゐるが、もう少し落ち着くことが肝要だらう。それよりも、26日に書いた京都大学の藤井聡教授のホームページにある、「緊急提言・日本復興計画」も冷静な分析に基づく見事な提言だと思ふ。力強い。かういふ人物こそ、非常時のリーダーになつて欲しい。

 ついでに、我が家では井戸水を飲んでゐる。当然、雨とともに放射性物質も地中に染み込んでゐるのだらうが、青山繁春の解説は、それがどうしたといふ気持ちにしてくれる。事実を発信するのがメディアの仕事であり、政府はそのための情報開示が責務となる。どちらも、国民の情緒に訴へてしまひ、風評被害や買ひ占め買ひだめの引き金を引いてしまつた、その責任は誰が取るのか。東電を怒鳴りつける首相を誰が怒鳴りつけるのか、国民しかあるまい。
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by dokudankoji | 2011-03-30 17:32 | 雑感
2011年 03月 30日

大紀元時報

 29日、大学の用事のついでに秋葉原に行つたら、街頭で配つてゐるティシューならぬ新聞があり、通りすがりにふと目をやると「大紀元時報」である。通り過ぎてからUターンして一部貰ひ、帰宅後目を通した。世界36カ国で発行してゐるが、日本語版は月二回発行とのこと、それなら時々訪れる「大紀元」のホームページの方がよからうと、今見たら、やはり、リアルタイムで面白い記事が出てゐる。

 最新の記事からのお薦めはこれだらうか。少し古いものでは、例えばこれなどいかが。あるいは「漢詩の楽しみ」といふちよつと楽しい記事もある。とりあへず、ご存じない方に、しばしば有益な情報を伝へてくれるサイトのご紹介まで。
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by dokudankoji | 2011-03-30 01:45 | 雑感
2011年 03月 27日

どういふことなのか……

 朝日の記事。しつかりしてくれ、東電も保安庁も。国民を不安にさせ、風評被害を増長するのは政府と東電といふことか……つぶやいておく。下記、読売の記事も参照。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110327-OYT1T00561.htm?from=main1
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by dokudankoji | 2011-03-27 22:42 | 雑感
2011年 03月 27日

どうしてなのか……

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 NHKのニュースを見てゐて、例へば上のやうな映像にお目にかからないのはどうしてなのだらう。これは仙台空港の復興の先陣を切つてゐる米軍。たまたま、私が見なかつた日だつたのか?今朝の産経新聞は各国の人的物的経済的、そしてこのやうな「実質的」援助を一覧にして出してゐたが。
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by dokudankoji | 2011-03-27 21:00 | 雑感
2011年 03月 26日

雑感~思ひつくままに書く

 初めに大災害の犠牲者に哀悼の意を捧げ、被災された方々にお見舞ひ申し上げる。彼の地に親類縁者のゐる私としても心が痛む。さて―― 

 統一地方選の延期を、どうして震災の被災地域のみにするのか。なぜ全国的に、たとへば半年の延期をしないのか。政府の対応の何もかもが私には分からない。この非常時に民主党政権の非を鳴らすつもりは「毛頭」ない。
 だが、分からない、何故政府が「非常事態宣言」を出さないのか。「戒厳令」とは言はぬ。大震災の翌日には震災被害への対応と原発事故への対処と、我が国は一挙に二方面の「戦争」に突入した、その認識がないのか。ことに首都圏で知事選などをやつてゐる場合だらうか。私には理解できない。

 菅総理は国難といふ、その通り、戦後しか知らぬ私たちにとつて最大の国難だらう。だが、民主党を政権につかせた時から、この国の「国難」は始まつてゐる。いやいや、あの大戦といふ「国難」を経済の繁栄によつてのみ乗り切らうとした時から、実は我が国の長い長い「国難」が始まつてゐた。失はれた20年といふ言葉はごまかしだ、失はれた68年であらう。(あのバブル期を覚えている方々に聞きたい。あれこそ、あの我々の呆けぶりこそ「国難」そのものであつたのではあるまいか。今の若者の方が遥かにマシだ。)
 これを、さらに失はれた70年としないことだ。そのことを頭に入れてこのYouTubeを是非ご覧いただきたい。今、私たちに必要なのは復興への「意思」と「覚悟」と「自信」だと、私は思ふ。
 甚大な犠牲者を前に、「天罰」はいただけないにしても、今次の災厄が「自然」からの我が国への「警告」であり、「神」の与へたまうた「試練」だと私は考へてゐる。これだけの犠牲者を出しながら、この国がこのまま崩れ行くのでは、犠牲者にも申し訳が立つまい。さういふ意味でも、これを機会に我が国が覚醒せんことを心から願ふ。

以上、雑だが簡単に記しておく。

 ついでに、最近、ツイッターやフェースブックで時たま呟いてゐるのだが、ここでも一言二言呟く――あの日津波は沖縄から南西の島々にも到達、中国の「漁船」数隻に「分乗」した「漁民」数十名が津波に流され、船に積まれた資材や食糧ごと尖閣諸島の島々に漂着、救助が来ないままその島々で自給自足を始める……同じころ、ロシアは津波から自国民を守るため軍隊を北方四島に上陸させる……バカバカしいかもしれないが、私がかの国々の政治家ならさうするだらう――
 尤も、実はそんな必要はないのだと、彼らに教へてやらうか、何も非常時に火事場泥棒をしなくとも、竹島は平穏な時代に日本のものではなくなつてゐる。この国の国民の多くは、その事実に未だ目を塞いでゐるのだから。
 私の空想を馬鹿げてゐるといふのは自由だ。だが、自衛隊員をヒステリックに逐次投入する、菅総理には、先ず第一にかかる意味において我が国が「非常事態」にあるといふ認識がない。(隣国はそんなことをしないといふ「友愛」を信じてゐる方は、今被災地で、無人となつたコンビニのレジから金を盗む人間が実際にゐることをどう考へるのだらう。)
 国防に関して我々が微かにでも安堵してゐられるるのは、現在米軍と自衛隊が緊密な連携プレーをしてゐること、それだけが頼りなのだ。内閣に統合幕僚長を加へるべし。

 もうひとつ――御高齢にも拘らず被災地の人々に思ひを馳せ国民とともにあらんと、皇居にて「自主停電」をなさる両陛下に頭を垂れるのみ。東宮御所も同じとのこと、だから私は日本に生れてよかつたと思つてゐる。

 震災当日、私は上京する東海道線車中だつたが、その夜の事は気が向いたら改めて書く。それなりに面白い経験ではあつた。二日後の13日から、文春から刊行してゐる恆存戯曲集最終巻の再校に取り掛かり一昨日終了して編集者に送付。漸くしばしの余裕が出来て久々の更新となつた次第。期待して根気よくこのブログを訪れて下さつてゐた方々に深謝。
 出版されたばかりの麗澤の評論集別巻についても書きたいことはあるが、今その気にはなれない。いづれそのうち。最後に、その別巻に収録した福田恆存の詩(翻案といふべきか)を記しておく。今読むのに相応しいかもしれない。「ものみな滅びしのちに――大和にて詠へる」と題する。

なべての知識(ふみ)の失はれ
七堂伽藍くづれさり
ものみなつひに滅ぶとも
かゝる山河の残りなば
山河しなほも残りなば
いつの日か いつの日か
歌声むなちに起こりきて
己が想ひを宿すべき
棲家を建つる時ぞ
来たらむ 時ぞ来たらむ
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by dokudankoji | 2011-03-26 01:24 | 雑感


    


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