2005年 06月 07日

読売、お前もか!

 正直なところ、うんざりしてゐる。何につて? いふまでもない、メディアだかマスメディアだか知らぬが、6月4日、5日と立て続けに出た読売と朝日の社説に、である。

 もつとも、読売の変節と転向(!?)には、うんざりといふよりはビックリの方がぴつたりだらう。突然「国立追悼施設建立を急げ」と来た。あの読売が? 変節の転向のといふよりは殆ど裏切りだ。しかも、前半で、「小泉さん、アンタ本気でA級戦犯を犯罪人呼ばはりするんですか」といふ論旨とも思はせるやうな運びなのに、半ばを過ぎて唐突に「国立追悼施設」をと来る。何の脈絡もない、何を言ひたいのか不明のよれよれの文章オンラインで読めるので、興味ある方は是非、そちらを。
 読売にお尋ねする。アーリントン墓地云々と書いてゐるが、あそこには数多くの戦士達が実際に眠つてゐる。無宗教の「新設」国立追悼施設とやらには何をどうやつて祀ればいいのか、いかなる心持ちで詣でればいいのかご教示頂きたい。私の生まれよりも遥かに若い(そこに戊辰戦争以来の英霊が眠つてゐる?)ちやちな石碑か何かに額づけとでも?
 これでは、読売新聞も朝日に次いで信じられなくなる。
 
 朝日は「遺族におこたえしたい」といふ。どうやら相当数の批判・非難のメールや投書やが届いてゐるらしい。この社説はよれよれ以下。論評にも値しない。これもオンラインで読める。
 いつもながらの「しかし」や「だが」で、でんぐりかへる文章だが、やはり朝日は支那の駐日代理店だ。未だに「中国が問題にしているのは一般兵士の追悼ではなく、戦争指導者の追悼である。A級戦犯が合祀された靖国神社を、日本国を代表する首相が参拝するのが許せないというのだ。侵略された被害国からのこの批判を単純に「反日」と片付けるわけにはいかないと思う」などと言つてゐる。A級戦犯のことは既に少し前に書いた、ここでは繰り返さない。
 上の引用からだけでも朝日が日本に背を向け、支那に顔を向けてゐるのがよく分かるといふものだ。

 こちらの社説でも、読売と同じ、「日本国民の幅広い層が納得でき、外国の賓客もためらうことなく表敬できる。そんな場所があれば、と願う」と来た。それが靖国ぢやないか。戦後60年、多くの国民が納得して詣でてきたはずだが。私の記憶違ひでなければ、外国の賓客ブッシュ大統領も詣でたいと言つたのではなかつたか。

 さらに朝日は、2002年に福田官房長官の私的諮問機関が、新たな無宗教の国立施設を追悼の場として提言したが、「そんな施設こそ、首相が日本国民を代表して訪れ、哀悼の誠をささげる場にふさわしい。いま、改めてそう考える」と、前日の読売の社説に「同調」する。外国の珍客、呉儀副首相なら躊躇ふことなく、誰も行かない無宗教の税金無駄遣ひ施設に無駄足を運ぶだらう。共産主義は宗教を否定するのだから無味無臭の無宗教はお好きだらう。

 それにしても、どう考へてみても符号が合ひ過ぎてゐやしないか。読売の突然の頓珍漢と朝日の支那への迎合の泥沼と。「チャイナ・マネー」に読売が落ちたといふのは本当かもしれない。これからの社説その他を注意深く見守らう。(かうなると、あとは一つしか頼みの綱はない。小泉殿に8月15日に靖国に詣でてもらうこと。さもなくば、12月23日はいかがか?)
 
 朝日に次いで読売までとなると、もはやメディアは信頼できぬ。その正体を改めて満天下に曝した、それだけ言へば沢山だらう。このブログを訪ねて下さる諸兄には、これ以上書いても釈迦に説法と思はれる。

 確か、「たしかメディア」などといふ、ふざけたキャッチフレーズを使つたのは読売ではなかつたか。下らぬキャッチコピーを使つてメディアがどんどん軽くなる。
 ただ一言、からかつておく。メディアだマスメディアだと偉さうにいふが、本当はデタラメディアにダマスメディア、その程度のものと考へよう。
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by dokudankoji | 2005-06-07 22:57 | 雑感


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