|
2007年 09月 01日
ウィキペディアといふインターネット上の百科事典は誰でもご存じだらうし、利用した人も多いだろう。が、利用する時、それを疑つて掛かつた人はどれ程ゐるのだらうか。そもそも、誰でも手を突つ込んで書き込みが出来てしまふ、つまり、編集の責任が明確ではないといふこと、したがつて実はどこまで信頼できるか、常に疑問が付きまとふのだ。 尤も、編集者名を明記した活字の辞典だつて、私は簡単に信じる気にはなれない。とはいへ活字出版された媒体には、ネット上のウィキペディアと違ひ、不特定の人が随時書き込み編集が出来るといふ不安定性はない。 学生のレポートにネット利用が急増してゐる昨今、私は口を酸くして彼等に注意する、ネット上にあるものは、殆どが塵の山だと思ふこと、コピー&ペーストでレポートなど書かぬこと、ウィキペディアも軽々に信用せぬこと等々。 暫く前、何の調査か忘れたが、不特定多数が書いてゐるウィキペディアも中々のもので、八割がた信頼できるといふ記事を見たことがある。私自身、今までにもその程度には信用しその程度の利用はしてきた。ただし、何かを調べる際、ウィキペディアに限らず、よほどの信頼性がない限り、他の辞書や辞典でダブルチェックは欠かさない。 と、実は、ここまでは長い前置きで、最近ウィキペディアを見て吹き出したことがある。項目は、こともあらうに、私の名前である。以前(本来かういふものは本人が編集に携はるべきではないのだが)、余りの不正確さに呆れ、「謙虚」に自己申告的訂正や加筆削除を試みた。その後、放置しておいたのだが、最近身辺に異動があり、確かめるために、調べてみた。大筋では問題ないのだが、項目説明の最後に、誰かの手により、いつの間にか一行加へられてゐる。 何が加えられたかといふと、≪ブログ「福田逸の備忘録」で「ヘタマゴ」という珍妙な言葉を使う。≫といふ一文。吹き出したといふのはここである。 当然このブログを読みに来た人物が書き加へたことは言ふまでもないが、≪「ヘタマゴ」という珍妙な言葉≫と書いたといふことは、「へたまご」といふ言ひ回しを知らないといふことだらう。「へたをまごつく」――略して、ヘタマゴ。「ヘタマゴすれば民主党の政権が出来かねない」、などと使ふ。この言ひ回し、無意識に使ふ程度には私の頭に入つてゐる。今まで辞書で調べたこともなかつたが、小学館の日本国語大辞典(第二版)を引いたら、「下手なふるまいをする。ぐずぐずとまごつく」といふ説明を載せてゐる。 といふわけで、ウィキペディア、どこまで信用してよいものやら、やはり余り信頼しない方がよささうだ。少なくとも、私如き吹けば飛ぶやうな存在、百科辞典に載せること自体「珍妙」と思ふ。ヘタマゴすると、今の時代Wikiscannerで、書き込んだ人物が特定されかねない、書き込んだ人は一刻も早く削除するに如くはない。つい最近、総務省、文科省、宮内庁などが、各々の項目をこつそり(?)書きなおしたり、削除したりして、不評を買つた、というふか、恥を掻いたことはネット上ではよく知られた事実だらう。 ついでに、ここに書いておく。コメント欄で♂兎といふハンドルネームの方が私の仮名遣ひについて疑義を呈されてゐるが、一言だけ、疑義に疑義を呈しておく。私の正仮名遣ひのどこが「中途半端」か、是非御指摘いただきたい。直すべきところは喜んで直す。変換しそこなつて「現代かなづかい」になつてゐることが時にある。自分にミスがないなどとは、夢にも思つてゐない。そして、縦書きと横書き、右横書きと左横書きは、仮名遣ひの問題ではない。正直なところ、このブログも縦書きで書きたくて、可能かどうか二年余り前に調べはした。世の中捨てたものではない、縦書きブログ構築サイトを発見したのだが、定かな記憶ではないが五十万くらゐ掛かつたと思ふ。即座に諦めた。右横書き構築サイトといふのは寡聞にして知らない。 なほ、撥音便と促音便を勘違ひされるやうでは、話にならないことも、付け加へておく。 ※このブログはトラックバック承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
縦書き用のテンプレート、fcブログさんに幾つか有りました。私もマックをかっぱらわれるまでは、良く縦書きを使っていましたが、英語版の窓さんは、、、早くゴミ箱にほかしタイ。 ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。 先ほど、夏休みの宿題の代行サービスが流行っているというニュースを見たのですが、夏休み中は、私のブログも、「○○の感想文」という検索ワードで訪れる方が増えました。本を読まずに感想文を書いて欲しくないので、意地悪をして、登場人物の名前かどこかをわざと変え、「この記事には間違っている箇所がひとつ以上あります。」と但し書きでもつけようかと思ってしまいました。そんなことをしなくても、おっちょこちょいなので、間違っていることが多々あり、人間の書くもので100%正しいと言い切れるものなどあまりないだろうということを実感しています。 ところで、どなたかがウィキベディアに、「ヘタマゴ」のことを、ことさら書かれたということは、「ヘタマゴ」という言葉には何か人を惹きつけるものがあるのでしょうね。 チェンライには山もあれば、、様 さうですか、fcには縦書きも・・・研究してみます。 非公開コメント様 そこまで考へが回りませんでした、確かに歴史記述を誰でも恣意的に書き換へられることは、問題ありですね。尤も、紙媒体の百科事典や歴史事典が初めから思想的なある種の意図をもつて書かれることなど幾らでもあることですが。 milesta様 宿題の代行サービスは大きな問題です。大学院生辺りが、時に教師がアルバイトにやつてゐると聞きました。世も末と言ふ外ない。さうか、それなら、いつその事かういふ手もあります--私が宿題を出し、学生に私が書いて採点しておくから、A希望者は10,000円、B希望者は8,000円…と決めて、徴収する。書く手間も採点の手間も省けるではありませんか。代行サービスを本人がやれば、無駄なエネルギーも要らないわけで・・・! 「ヘタマゴ」は恐らく神田育ちの父親から入つて来たのだと思ひます。だとすれば、江戸つ子がよく使つたのでせうか。落語に出て来さうですね。 落語では使われた例が思いつきませんが、私の手元にある広沢虎造のCD「清水次郎長伝」の「追分三五郎」には「下手マゴつくてえと、とんでもない騒動が出来ます」とあります。 「ブログ」には「縱書き」も「横書き」も存在しません。全てのウェブサイトはHTML文書ですが、そもそもHTML文書に縱書きも横書きも存在しないからです。 一般にウェブの文書が「横書き」であると信じられてゐるのは、一般に利用されてゐるウェブブラウザが、HTML文書を表示する際、もともと歐米語圈で開發されたプログラムであるがゆゑに、横書きで表示してしまふからに過ぎません。しかしながら、縱書きで表示するウェブブラウザでは、全てのウェブサイトが縱書きで表示されます。 既に「影鷹」と云ふ縱書き表示のウェブブラウザが存在し、これを利用すれば、利用者はウェブの全ての文書を縱書きの状態で閲覽出來ます。 http://www.kagetaka.org/ もつとも、ウェブの文書に關しては、横書き表示が國際的にデフォルト扱ひされてゐる現状があります。W3C( http://www.w3.org/ )でも、ウェブブラウザがHTML文書を横書きで表示する事を當然の事と考へて、スタイルシートの仕樣を決めてゐるらしき氣配があります。 全てのHTML文書に「縱書き」「横書き」の觀念が存在しない事は御理解いただきたく存じます。正しいかなづかひが存在するやうに「正しいHTML」の書き方も存在します。正しいHTMLの考へ方においては、「縱書き」「横書き」の觀念が這入り込むこと自體が許されません。「見た目の實現は全てHTMLの外部で自由に行はれるべきである」と云ふ考へ方があり、縱書き・横書きと言つた文書の見た目についても、ユーザが自由に設定出來る事が求められる筈だと考へます。この「自由」の觀念は大變に重要であり、「横書き」が「強制」されてゐる現状に對して「自由」の觀點からのみ反論が可能であると思はれます。 横書き表示の文字の書字方向について、デフォルトで日本語の文書は「左から右」に進行すると云ふ事になつてゐますが、これは現時點でもHTMLの正規の記述方法で變更可能です。ただし、ウェブブラウザの側で對應してゐるかゐないかの問題があります。 影鷹のサイト拝見しました.dokudankoji さんのブログをお借りしての質問は無礼なこと重々承知してをりますが,ローマ字入力を片仮名横書き(歴史的仮名遣)に変換するソフトはあるのでせうか.ちなみに,昔の数学教科書は,左横書き・片仮名が標準で,例へば, ふぁいなんす理論デハぶらっく・しょーるずノ方程式ガ用ヰラレテヰル といふ調子でした.かういふ字面の与へる四角い印象も捨てたものではないでせう. キーボードからの入力を直接さうした形に變換出來るIME/かな漢字變換ソフトはないと思ひます。 漢字とカタカナの文章は、一旦普通に漢字とひらがなの文章を作つてから、ひらがなとカタカナを入換へる、と云ふ方法で生成出來ます。 ちよつと調べてみましたが、秀丸エディタのマクロにひらがなとカタカナを入換へるものが存在するやうです。 全角ひらがな←→全角カタカナ同時相互変換マクロ http://hide.maruo.co.jp/lib/macro/zenhrkt.html ほかにもテキスト變換ツールなり辭書なりがあるかも知れませんが適當なものが見附かりませんでした。 http://www.geocities.jp/kokuminbunka_3776/japanese.html n 様。ありがたうございます。折を見て試みてみます。 小生、片仮名世代の先生の授業を受けたことがあり、いくつか特有の組合せ文字があつたことを思ひ出します。トキ(横棒を合体する)とかナラバ(左斜線を融合する)に用ゐられてゐたと思ひますが、活字本にはあつたのかしら。 齋藤緑雨全集で見た事がありますけれども、異體字のやうに、「明治」の終焉とともに消滅したのではないかと。 れつきとした文字なのに、ユニコードでも採用されないみたいです。殘念な事です。 ×異體字
○變體假名 |
アバウト
最新の記事
ファン
最新のコメント
最新のトラックバック
以前の記事
2012年 05月
2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 06月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 07月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2008年 12月 2008年 10月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 03月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 ライフログ
検索
お気に入りブログ
カテゴリ
リンク
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||