2007年 06月 16日

日本からの反論、世界へ

 サーバーの不調で昨日(アメリカ東部時間十四日のうちに)更新できなかつたが――

 いはゆる「慰安婦」問題に関する日本からの初めての反論(意見広告)が、六月十四日、ワシントンポスト紙に掲載された。愚生も声を掛けられ、枯れ木も山の賑はひと思ひ賛同者に名を連ねた。くはしくは主導した一人、西村幸祐氏のブログをご覧頂きたい。拡大すれば、広告そのものが読めるやうになつてゐる。

 別の動きもある。南京大虐殺「七十周年」とやらのおかげで、欧米を巻き込んでの国際的な反日運動が高まりを見せてゐるのは、ご存じだらうが、これに対して、竹本忠雄氏を中心に在仏の日本人有志の尽力で、「日本からの宣言」がAFPを通じフランスの全メディア内の加盟報道機関全社に向けてアピールされる。

 第一弾は既に五月三十一日、竹本氏他、日本から井尻千男氏、小堀桂一郎氏、加瀬英明氏、東中野修道氏らの連名でAFP宛てになされたといふ。続いて第二弾が近々に全メディア加盟報道機関全社に配信されることとなり、小生も賛同者数に加へて貰つた。

 そのアピールの中にある、フランスの政治・歴史学の碩学、今は亡きルネ・レモンの言葉がよい。「歴史は宗教にあらず。歴史家は如何なるドグマをも容れず、如何なる禁令、タブーにも従わず。歴史家は邪魔者たることあるべし」といふものである。アピールは、南京事件の歴史的真実を追究する自由を求め、そのために関連全文献・証拠の比較研究を要求し、「改竄された政治的イデオロギー的歴史観を押しつけ、これによって我が民族を永久に陥れ、悪魔化しようとする行為の一切に対して、断固我々はこれを拒否する」とし、フランス及びヨーロッパの同学の士と研究を共にしようと呼びかける。

 文学の世界なら、一つの事柄に関し無数の「真実」無数の解釈があつてもよからう。歴史的事実もベクトルを変へると無数に民族の数だけ存在し得るかもしれぬ。しかし、政治に利用された虚偽が真実としてまかり通ることだけは防がねばならない。歴史的事実に「解釈」の余地は無い。正確な全体像を信頼できる証拠から割り出すしかない。南京大虐殺については、その証拠写真と言はれてゐるもの全てに、証拠としての信憑性がないことは東中野修道氏らの研究が既に証明してゐる。今さら、ここにかうして書くまでもないことなのだが、その事実すら知らない人が余りにも多いので書いておく。くはしくは東中野氏等による『南京事件「証拠写真」を検証する』をお読み頂きたい。
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by dokudankoji | 2007-06-16 14:39 | 雑感 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 西村幸祐 at 2007-06-16 16:32 x
ご無沙汰しています。トラックバックありがとうございます。今度お会いできたとき、色々お話ができればと思っています。
Commented by ヤブー at 2007-06-17 12:13 x
先生ご無沙汰しております。
最近の独断と偏見の切れ味は最高です。
情報戦の時代にあっては、政治家ではなく真正知識人こそが「もののふ」となりつつあるようですね。
中国や欧米による日本に対するレッテル貼りを何とか阻止したいと思っています。
また参考にさせてください。
これからもよろしくお願いします。


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