福田 逸の備忘録―独断と偏見

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2007年 06月 03日

脱力、海上保安庁御中

 インターネット上の毎日新聞の記事で知らされたのですが、海上保安庁殿、大丈夫ですか? いや、脱北者の件です。なんでも、「パトロール海域に入つてから、ある程度の時間はあつたはずなのに、捕捉できなかつた」さうで、そのことが海保にとつて「ショックだ」つたとか。ホントですか?

 捕捉できなかつたのは船高の低い小型木造船だつたためにレーダーに引掛からなかつたからだとか。理由は何でもいいんです。冗談ぢやあありません。それぢや、今まで恐らく何十人(百人以上?)もの無辜の日本国民が、無法にも日本海の海岸から北鮮の小型船(軍艦ぢやないですよね)で拉致されてきたといふのに、そしてそれが何十年に亙るといふのに、しかも平成十三年の十二月二十二日には例の不審船(工作船)との交戦で海保は負傷者まで出して雄々しく戦ひ、自爆・沈没させた不審船からは怪しげな小型船やらなにやら出てきて、北鮮の不法行為が日本国民の隅々にまで知れ亙つたといふのに、あの事件の前も後も、領海はもとより領土への小型船による侵入を防ぐ手立てを講じてゐなかつたといふ事なんですね。あの工作船に積まれてゐた小型船は今回の漂着船とは比べ物にならない大きなものですよ。それを捕獲したなんて話も聞いたことは無いと思ふんですが。

 ショックなのはこちらです。何がショックかお分かりですか? 海上保安庁が捕捉できなかつたことを、私はショックだといふのではありません。その事実を平然と「ショックだ」といへる神経にショックを受けてゐるのです。分かります? 恥づかしくないのですか? 何を今さらショックですか。横田めぐみさん他、数知れぬ拉致をし放題にさせておいて、国民を守れず、今頃になつて脱北者の小船を捕捉できなくて、「自分達はこんなことも出来なかつた、そのことにショックを感じてゐる」などと、余りにも間が抜けてゐて、国を守る人間の言葉ではない。矜持をお持ちなさい。矜持を持てるだけの対策を講じてから、ショックだなんだとホザキなさい。

 これでは拉致された人々の家族は、立つ瀬が無い。ショックだといふなら、今までの拉致を防げなかつたことを恥ぢるがよろしい、違ひますか。海自よりは身近に感じ、日頃頼れるものと思つてゐた私は莫迦だつた。先日の立て籠もり事件でのSAT隊員殉職時の、警察への脱力以上です。

 そして、これは今の日本への、日本国への、つまりは自分に跳ね返る脱力なのですが。
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by dokudankoji | 2007-06-03 20:30 | 雑感


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