福田 逸の備忘録―独断と偏見

dokuhen.exblog.jp
ブログトップ
2007年 01月 02日

謹賀新年

 更新を怠つてゐることが気になりつつ、どうにもしやうがなく、訪れて下さる方には申し訳ないばかりである。昨秋から暮のギリギリまで、三百人劇場閉鎖、土地売却に伴ふ、機構の思ひ切つた改革、新事務所探し、新稽古場探し、整理引越し(私は殆ど何もしてゐないのだが)と、とにかく気ぜはしい数ヶ月だつた。

 劇団昴はいはば三分割の分社化、今までは全て財団法人の現代演劇協会の傘下にあつたが、今後は財団と、劇団昴と、制作部演出部主体のJOKOといふ会社に別れ独立採算制を採りながら共同して演劇活動をしていく。

 自前の劇場を持つ劇団が、それを失ふことはほぼ「壊滅的」な打撃ともいへるかもしれないが、どつこい、今年もしつかり公演が決まつてをり、旅公演も二回やる。来年の企画も動き出してゐる。確かに、これまでより遥かに厳しい前途が待ち受けてゐることは事実だが、「劇場を運営しなくて済むメリット」も甚だ大きい。

 今は物事のよい面を見るやうにしてゐる。正直、老朽化の激しい、修理や設備投資に膨大な経費が掛かるオンボロ劇場のことを考へなくて済むことは、私にとつては甚だ有り難いことでもある。失つたものにいつまでも未練を残すのは性格として私には向かない。負け惜しみに聞こえるかもしれないが、殆ど未練もなく、肩の荷が下りた安堵感もある。

 今後は、私が一歩退いた劇団昴を、現代演劇協会の理事長として応援して行く。同時に協会自体の独自の活動も進める。JOKOも制作、演出、演劇教育で昴に縛られずに活動する。

 このゆるい共同体といふか、緊密な連携を図つて活動を続ける別法人といふか、是非応援して頂きたい。今までの禁を破り、年頭に当たつて一度だけ劇団昴等について書いておくことにした。このブログは本来あくまで福田個人の発言の場としてきたつもりでゐる。まぁ、このエントリーも個人的なお知らせの域を出ないやう努めたつもりではあるが。本年もよろしく。
[PR]

by dokudankoji | 2007-01-02 01:26 | 雑感


<< 文化の消滅      ちよつと一言 >>


記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
XML | ATOM

Powered by Excite Blog

個人情報保護
情報取得について
免責事項