福田 逸の備忘録―独断と偏見

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2013年 03月 29日

英語よりも大事なもの~国語、文学、国史

≪……いい文章を書くといふことが、いい政治をするといふことと同様に、あるいはそれ以上に、人間の未来にとつていかに大切であるかを、あなた方は知らないのです。政治が悪ければ国が亡ぶとは考へても、一国の文学が亡びれば、また国が亡ぶとは考へない。政治家も啓蒙家も、もうすこし文章といふものに想ひをひそめていただきたいとおもひます。よく考へてみてください。文学者の政治的な無智と、政治家、あるいは啓蒙家たちの文学的な無智とどちらがひどいか。が、世人は文学者の政治に対する無智は世を誤るもののやうにおもひながら、政治家の文学にたいする無理解は大したことではないと考へてゐる。それは現代日本の文学者にろくな作品がないといふのではなく、文学そのものの人生における効用を知らないからです。ぼくにとつては、そのはうが由々しき問題です。ぼくはむしろさういふ世間にたいして、文学の効用を説くことこそ、文学者の社会的な責任のひとつだと考へてをります……(福田恆存「文学者の政治的責任」より引用、原文正漢字)≫

 机の上を片付けていて、上の文章のコピーを見つけた。英語教育の底上げやTOEFLも頭から否定するつもりはない。が、保守政権なら、国語こそ国を民族を保守する根幹であることを知れ。理数系の学生に国語教育を! 小学生からの日本史(国史)と国語教育こそが、この国を守る。
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by dokudankoji | 2013-03-29 23:06 | 雑感


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