福田 逸の備忘録―独断と偏見

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2011年 04月 24日

つぶやいておく

 もしも原発の事故が起きてゐなかつたら、したがつて、もしも、節電を意識しないで済んでゐたら……西日本はいふまでもなく首都圏を含め、今回の震災をどういふ形で記憶したか、一月半が過ぎたこの時期に、あるいはゴールデンウィークが終つたころ、我々はどこまで被災者に思ひを馳せてゐるのだらうか。

 既に、かなりの日本人が一時の緊張を忘れて呆けた日常に戻りだしてはゐないか。さうだとしたら、恐らくその呆け振りは、あの災厄があつた後だからこそ、なほ始末に負へぬ呆け振りであり、もしかすると本当の亡国への一歩ではなからうか。それが一部の人々のみであることを願ふばかりだ。

 いづれにせよ、この「もしも」を我々は一度考へておくべきだらう。
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by dokudankoji | 2011-04-24 23:59 | 雑感


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