福田 逸の備忘録―独断と偏見

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2010年 10月 14日

ああ、婚活文科省~~花岡信昭氏のMLに思ふ

 長年の政治部記者としての経験に培はれた花岡氏のメール・マガジンは、いつも興味深く読んでゐる。実は直接会つた時に話して下さる情報は、さらに「興味深々」なのだが、個人的会話にはここでは触れない。直近のメルマガから、氏の専門の政治問題とは少々趣が異なるが、以下、ご本人の許可を得ての転載。

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<<文科省が「婚活事業」とは、いったいなんだ>>
 NHKニュースを見ていたら、こんなのが出てきた。驚く以外にない。文部科学省が体育の日にスポーツ婚活という事業をやったのだという。詳細は下記のニュース記事を見てほしい(NHKサイトから)。

 結婚というのはきわめて私的なことではなかったのか。少子化対策だかなんだか知らないが、お役所が税金を使ってやることではない。応募して選ばれた男女がカメラの前でテニスに興じる。互いにうちとけるようにと、二人のラケットでボールを拾いあげるなどということまでやっている。彼らに恥の感覚はないのか。

 NHKはこれをほのぼのとしたいいニュースとして報じている。取材した記者に恥の感覚はなかったのか。筆者が現役時代なら、デスクにこんなのはニュースの価値がないと告げて放り出していただろう。250万円ぐらいだからいいではないかというのは通らない。税金は税金だ。こういうのこそ「事業仕分け」の対象である。

 繰り返すが天下の文部科学省がやることではない。やるべきことは、ほかにいくらもある。

【スポーツ婚活 テニスで交流 10月11日 15時55分

 体育の日の11日、結婚を考えている男女の出会いの場としてスポーツを活用してもらおうというイベントが、文部科学省の主催で東京で開かれ、20代と30代の男女がテニスをして交流しました。このイベントは、結婚を考えている男女がスポーツを通して知り合い、交際するきっかけにしてもらおうと、文部科学省が「スポーツ婚活」の事業の1つとして、およそ250万円をかけて初めて開いたものです。
 会場の東京・北区のスポーツ施設には、公募の中から抽せんで選ばれた20代と30代の男女8人が集まり、自己紹介をしたあと、早速、テニスのラリーを楽しみました。また、会話するきっかけにしてもらおうと、コートに散らばったボールをいっしょに片づけてもらい、参加者どうしが、ラケットでボールを1つずつはさんで片づけていました。参加した30代の女性は「こういうイベントだと仰々しくなくて、自然に話せるような気がします」と話していました。30代の男性は「久しぶりのテニスでしたが、天気もよく女性もいたので楽しめました」と話していました。
 文部科学省の布村幸彦スポーツ・青少年局長は「多くの人がスポーツを楽しむきっかけになり、さらに運命の出会いにつながるとハッピーです」と話していました。文部科学省は、今回の参加者の反応などを聞いたうえで、今後もこうしたイベントを開くかどうか検討するということです。】
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 いやはや、驚いた。こんな馬鹿げたことをしてゐるなら文科省など廃止するがよい。それこそ、民間に任せておけばよい。婚活といふ言葉も反吐が出るほど嫌ひだが、文科省主催だから善男善女が集ふとでもいふわけか。

 婚活などといふ言葉自体、相当いかがはしいが、お役所が税金を使つてする事ではない。こんなもん、「官制出会ひ系サイト」と呼ぶしかない。税金返せ。こんなところに集まる男女には「流動食系男女」といふ呼称を奉呈しておく。みなさん、お気づきですか、「草食系」など古い古い、周囲を見回して御覧なさい、「流動食系世代」が出現してゐます、男女を問はず。

 顎も心も未発達、噛み砕いてやるどころか、裏ごしして流し込んでやつても消化能力がない。これ、昨今の私の実感、あちこちでぶつかる光景。三島由紀夫ではないが、「それでもいいと思つてゐる人たちと、私は口をきく気にもなれなくなつてゐる」のです。
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by dokudankoji | 2010-10-14 23:19 | 雑感


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